基準線を引く
背中の縞をとおしています
計算した数字メモってます。(どうでもいい情報)
後ろ身頃の線が引けました。
DORMEUIL AMADEUSの型入れをはじめました。
いつもどおり直裁ちです。
型紙つくらないの?と聞かれると、いつも
「だって、めんどくさいやんっ!」て答えるマロン。
また、そんなこと言って・・・。
確かにそれは事実なのですが、
ちゃんと理由もあるし、面倒という言葉よりも
効率がいいっ!て言った方がいいんじゃなくってお兄様!
ちょいちょい、使う言葉にトゲがあるんだから・・・。
わたくしは、毎日シナーにおります故
直裁ちの理由を聞いております。
用尺ギリギリの場合や、特殊な体型の方の場合、新たな試み
なんかの際は、型紙を作成します。
その場合も、型紙は生地にのせて確認するためのもので、
線を引く際は、使用しません。
型紙は、チェックや特殊なストライプだと、柄合わせをするのが楽チン
という利点もありますが、通常 柄合わせを失敗する人は
そんなにいないと思うので、やっぱり型紙の時間を省いた方が
効率いいのだと思います。
型紙つくって、それを生地に合わせて線を引いて・・・
同じ事を2回やるのは、時間がもったいない!というわけです。
理由はそれだけではなく、
確かに型をおいて、その周りに線を引くということは
実寸より1㎜くらいは大きくなる、それぞれのパーツが1㎜ずつ大きかったら
身頃だったら、半身で4㎜は、大きくなっちゃうってことか〜。
着せ付けで修正していくことは可能
でも、また余計な時間がかかる。
お客様の大事な時間を使うことにもなってしまいます。
いちばんは、時間のことではなく
着せ付けでバスッ!と決めなきゃお客様にはわからない。
仮縫いだから修正できる、という考えではダメ!とマロン。
着せ付けで大きな修正が出れば、柄合わせやシルエットが
かわってしまう。
着せ付けの段階で、お客様が、最終の仕上がりを把握できるように
することが大切。
しつけの打ち方にもこれに関連する話があるのですが
長くなりそうなのでまたの機会に!
そんなこんなで小栗は直裁ち派!
これには賛否両論あるようですが、お店によって
いろいろなやり方、意見があるのでしょう。
シナーは、できる限り多くの情報を提供し、
お店を選ぶ際の参考にしていただけるようにと思っております。
ぜひぜひ、いろいろなお店を比較して、ご自身の考えやスタイルを
実現できる場所を見つけて下さい!
追記)
時間のことでいうと
勿論の事ながら、もっとも時間がかかるのは、本縫い。
Sinnerが、時間を惜しまないのは、お客様との打ち合わせ。
より多くの情報・ご希望・思いを知りたいし、
こちらの考えもお伝えして、互いの意見からよりよいモノを
生み出したい!と小栗は思っているからです。
けど
いろいろな意見を出し合っていると、愉しくって
時間を忘れてしまってた・・・が多いかも?・・・。
ジャケットの仮縫い お客様は女性です。
ただ、こちら
袖がまだついていないのではなく、袖のないジャケット。
つくりはジャケットなので、ベストじゃないよね〜・・・。
結局これの名前はなんなのかしら?
最初、聞いたときは、ジャニーズのコンサート衣装?
とまちがった想像をしてしまい、いかがなものか・・・
と思いましたが
形になってくるとなかなかステキでひと安心♪
着せ付け前は、やっぱり普通のジャケットがいい
とおっしゃるかもしれないので
袖が付けられるように裁断していました(画像 向かって右肩)。
最終的には向かって左肩のしつけのラインが、上がり線になります。
DORMEUILのAQUAPLAN
ダブル ノースリーブジャケット
今、やってるのはこれ!
ドーメル社 キルギスホワイト スーティング 3P
軽くすべらかな肌触りと艶が特徴の服地です。
昨日の裁断中、マロンはずっと不機嫌さん・・・
というのも、前と後ろの縞の幅が合わない!!
にゃ〜っ!!!と奇声を発しながら縞をあわせておりました。
裁断は苦労しましたが、針通りはよいので縫うのは快適だそうです。
本日は、ご機嫌で進行中です!
今ここまで組み上がりました。
組み上がってくると、一枚の生地で見ていたよりも数段ステキ!
ちょっとわかりにくいですが、レインボーのラメラメがはいってます。
服地自体の光沢にラメのストライプの光沢!
艶っぽさ満載のスーツが着々とできあがりつつあります!